2010年9月13日月曜日

骨折完治後の関節痛

 左膝の骨挫傷が完治したものと考えていたが、事故から10ヶ月過ぎた7、8月になって毎日弱い痛みが常時、左膝周囲に感じるようになる。急ぎ足が苦痛になるくらいにまで痛みが伴うようになってしまう。そこで7月以前と痛みを感じ出した後の歩き方の違いを比べてみた。
 療養中は膝に負担がかからないよう、膝をかばった歩き方をしていたのに対し、7、8月は事故前のような歩き方に戻っていたことに気づく。つまり階段では駆け降りるような(膝に衝撃が加わるような)動作をし、平地は早歩きをしていた。この歩行スタイルは膝に大きな負担になっていたようだ。 
 このことを確かめるべく8月後半からしばらく階段の昇降時は駆けて昇降する動作を控え、早歩きもやめてみた。その結果9月に入ってそれまで毎日感じていた痛みは治まってきた。とはいっても足が疲れてうっ血した状態になるといくら膝をケアした歩き方をしいても夜になると痛みを感じる。
 まだしばらくは膝に衝撃が加わるような動作は控える必要がありそうだ。1、2千メートル級の登山や10キロ、20キロといった長距離を踏破するほどには回復していないようだ。


左腕の骨折箇所を止めていたチタン製の固定金具

 右腕の骨折箇所は補強金具の除去手術(抜釘術)も終わり順調に回復している。ただ抜釘から2ヶ月したときに切開した傷跡の真ん中辺り(術後から少し盛り上がっていた)が化膿して膿みが搾り出せるほどになる。1週間ほど毎日消毒したら納まり、盛り上がりも減ったようだ。術後ドレーンで抜けなかった物が残っていてて異物として排泄されたのだろうか?
 右腕の傷は肘掛に腕を載せたとき、丁度傷口(10cmほど)が当たって擦れ、弱い痛みでいつも気になる。また肘のかどに刺すような痛みが時々起きることも気になる。

 これが事故から10ヶ月目の骨折に関する状況だ。

 複視はプリズム(偏光)のメガネで二重に見える症状と眼筋の疲労が格段に改善されている。おかげでやっと8月になって事故前のような読書ができた。つまり読書に熱中できるほどに回復してきた。それまでは字のズレと眼筋の疲労で読むことに集中できなかった。
 以前、映画でみた「ビューティフル・マインド」を本で読む。ナッシュというノーベル経済学賞を受賞したアメリカ人数学者の人生を語ったもの。感想はここで述べないが 1時間半で映像としてそれを表現すること自体に無理はあるのは分かるけれど、題名と内容のギャップを強く感じる。天才数学者が精神を患って不遇の人生を歩んだけれどノーベル賞を貰ってハッピーエンド...といった映画の内容と、現実は...異なる。ハリウッド流の美しい虚構を幻滅させたくない方は本を読まないほうが良いだろう。
 脱線したが、複視の症状に邪魔されずじっくり読めるまでになったことはとても嬉しいことだ。
 あとはIG21(Intelligent glasses 21 -現在開発中のヘッドマントディスプレイ)が完成すれば目のハンディキャップもそれほど気にしなくても良くなることでしょう。